おはようございます。今津建築代表の今津です。

5月よりお届けしている水回りの改修工事の様子ですが、今回は大工仕事の造作編です。

前回の増築編と合わせて、私共大工が一番の主役どころです^_^

毎回違った現場の状況に合わせて、最良の納まりを考えながら綺麗にかつ手早く作業をするには…と常に考えながら仕事をしていきます。特に今回のような改修工事ではより頭を働かせます!

皆さんは、大工仕事(建設職人)は肉体労働のイメージが強いと思います。実際、力仕事や暑かったり、寒かったりの場所で働く事も多々ありますが、結構頭を使う仕事だと私は思ってます。別に学校の成績が良かったとかではありませんが…当たり前の計算や、仕上がりをいかにイメージ出来るか、過去の経験を応用する、時にはちょっと難しい数学を利用したりもします(・・;)

まだ大工の駆け出しの頃…私の親方(父親)や諸先輩方から良く教えられた事があります。仕事は「早く、綺麗に、楽をして」です。特に最後の「楽をして」…

常にお客様や元請様に、満足頂けるように綺麗に仕事をするのは当たり前です!!ある程度けいけんを積んだ職人なら、時間をかけてやれば誰でも出来ますが、工期守る為、また自分の収入にも響くので、効率良く素早く仕事をこなしていく…大事な事です。

しかし、ただえらい思いをして、仕事をするだけでは体を壊してしまいます´д` ;

人と同じ仕事(それ以上)をこなしながら、体は楽して進めていく…その分、頭を使って効率良く。休憩時間、時には寝る前に次の仕事の事を考えたりもします!

「段取り八分」いざ行動を起こす時には8割方終わっているようなものです。用意した材料、道具で仕上がりのイメージを作るだけですからね…イメージ出来ているから無駄な動きも最小限です。(一度脚立に登ったらその場所でやる事は一度で済ませる。(何度も上り下りしません。)

本当に大事にしている事です!間違い、やり直しも少なくすみますし…何より自分の体が楽ですね^_^

…大分話が逸れてしまいました。長くなってしまったので、少しだけのご紹介です(・・;)

今回はなるべく解体する事を少なくする為(解体費用や処分費、工期短縮)に、既設の壁の上に下地をしていきます。なるべく薄い材料を効率良く組んでいくように縦と横に格子の様に組んであるのが、分かりますか?こうする事で、小さな材料でも丈夫に、綺麗に仕上げていけます。どんだけのピッチ(間隔)で材料を使うかは現場状況に合わせて経験を生かしながら決めていきますが、昔(?)から、おおまかな形や間隔は決まっています。ですから改修工事などでこうなってるだろうな〜と想像もしやすいです。…!?

将来(引退した頃?)自分が手掛けた現場に改修に来られた大工さんが仕事しやすいように、昔からの知恵や仕事の仕方を生かしていきたいなと今思いました!!

さて、この下地組が終わったら、壁板を貼っていきます。今回は最近の新築現場では一番お馴染みの石膏ボードを貼っていきます。文字通り石膏を使った不燃材です。石膏は水分も含んでいる(20%くらいだったかな)ので、火災時にその水分が蒸発して温度の上昇を抑えるので耐火材になります。その石膏の表面に紙が貼ってあるので、そこにクロスなどの仕上げ材が貼りやすくなっています。

余談が多かったので、今回はこの辺で…次回は仕上げ編を書きたいと思います。

そういえば、最近DIYが流行ってます。ホームセンターにも当たり前に石膏ボードが置いてありますね!私たちはちょっと現場で足らないって時に非常に助かるんですが…皆さんご家庭で使う時は注意してくださいね〜比較的安価でカッターでも加工出来るので便利なんですが、処分が大変です。家庭で使っても産業廃棄物扱いなので…処分の仕方が限られますし、処分費が買う時より割高です´д` ; 気をつけましょう!

大垣市近郊で大工に興味のある方は…今津建築まで!


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