今回は増築部分の躯体工事(柱や屋根)を紹介です。

新しくユニットバスを入れる部分を作ります!今回は畳1枚半位の小さな増築ですが…境界のブロック塀ギリギリまで出すので、ブロック塀との隙間が10㎝位になり外壁の板金を後から貼る事が出来ません(手も入らないので、釘を打って止める事が出来ない)

そこで今回は「送り壁」という工法での施工です。イメージを簡単な絵で描いてみました(^^;

(イメージ図)

事前に土台や柱と梁を組んでおいて、そこに外壁の下地(今回は合板)と仕上げの板金を貼って一つの壁にしておいてから、正規の位置に「よっこいしょ!」

これが結構大変です。ただ横に移動させるだけでなく、土台と基礎を緊結する為にアンカーボルトが出てるので、15㎝程持ち上げてから土台に開けた穴にはめ込んで下ろします。

自分ともう一人の大工さん…そして板金業者さんにも手伝ってもらいました!(ありがとうございました)^_^

屈強な(?)男3人でなんとか無事完了!

(柱や梁の骨組み) 下の方のオレンジ色は防蟻剤です。

(組み終わった後)屋根も終わってます。バタバタと作業してましたので、あまり写真が撮れませんでした…一面だけ壁が仕上がっているのが分かると思います。

(中から見た写真)

今回は小さな壁でしたが、新築や大きな増築の場合もこの工法で建てることもあります。大きな壁の場合はレッカー(クレーン)で吊り上げて納めます!これまた大変な作業です。

最近では中々お目にかかることの無い工法ですが、街中や駅周辺の家や商店で隣同士がぎゅうぎゅう詰めになっている光景を見た事ありますよね?あとから建てる側はこの工法で建てます。また、建物同士をくっつけてしまって雨が入らないようにしてある場合もあります。(隣の家が解体されて、壁にブルーシートが貼られた家を見ませんか?外壁の仕上げが無く下地だけになるので、仮に雨養生をしてあるのです。)

私(大工)自身がこういった昔ながらの工法(考えた昔の大工はやっぱりすごい!)での施工も経験豊富なので実現出来ました^_^ 今では経験していない(知らない)職人さんも多いでしょうね…改めて色々と教えて頂き経験させて頂いた工務店さんや職人さんに感謝です。

今回のような特殊なケースや、こんな事出来るかな?他の業者に無理と言われた…どんな相談でも、しっかりと経験を活かしてアドバイスさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。…毎回違う状況に対応した事を考えたり、分からない事は調べたり、他の業者とも相談して決めて、お客様に説明し理解してもらえるように伝える。これもまた勉強になるんですよね…日々修行です^_^ このブログも…

さて、次回は内装工事の紹介を出来たらと思います。

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