どうも!大工の今津です。(代表)

今回は、前回紹介した大工の7つ道具「さしがね」に続いて今回は「すみつぼ」について書きたいと思います。

↓墨壺

写真の上側が「墨壺」下側にあるのが「墨指」です。昔からあるタイプの写真です。

墨壺は壺になっている(右の方)ところに綿が入っていて、ここに墨汁を染み込ませます。糸が出ているのが分かると思いますが、その先に針(カルコ)をつけてあります。

使い方としては、その針を木材に刺して、墨壺を引っ張っていき糸を出していきピーンと張って指で糸を弾くと、糸に染みている墨で木材に真っ直ぐな線がつく。シンプルですが実に素晴らしい!

大きな材料(梁や柱)や曲がった材料(丸太)に簡単にまっすぐな線が引けます。…簡単と言っても、しっかりまっすぐ引っ張って弾かないと線が曲がります(・・;)

そして「墨指」は墨壺の壺に入っている墨汁を先端につけて文字や線を描くために使います。写真左の丸い方が文字を書く方。右の平な方が線を引く方です。

昔は竹で作られていました。先端を潰して、繊維に沿って割いて…

写真のような形の物は、どちらも現場では見かけなくなりました。うちにもあったはずでしたが…見当たらなかった(・・;)

はじめて墨付け(柱や梁を加工するために印をつける作業)をする時は憧れて使ってみたものです。笑

「墨指」は鉛筆やペンに変わりました。墨壺は自動で(ぜんまいばね)糸が巻き取られる物やレーザー光線で墨出しを正確にできる物等…便利な道具が活躍しています。

この記事を書いていて思うのが、電動工具も含めて結局大工に必要な道具、知識は全く変わってない!便利で楽に作業が出来るようにはなりましたけど^_^

改めて昔からある大工道具ってすごいです!ホント先人(職人)の知恵の塊です。

昔も今も…いかに正確に素早く作業出来るかを考えて道具を使う(作り出す)

考え深い話です…話の内容が外れてしまった気がしますが、気にしない事にします^^;

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